注目の建材!エンジニアリングウッドの魅力
- 注目されるエンジニアリングウッドとは
近年、住宅建築の現場で注目を集めている建材の一つに「エンジニアリングウッド」があります。これは、木材を原材料として、小さく加工した木材を接着剤で張り合わせて圧着することで作られる木質系の材料です。
従来の木材は、自然素材であるがゆえに、品質にばらつきが生じやすく、また、乾燥や湿度の変化によって反りや割れが生じることも少なくありませんでした。一方、エンジニアリングウッドは、製造過程で乾燥や強度が調整されているため、品質が均一で寸法安定性に優れているという特徴があります。
さらに、エンジニアリングウッドは、使用される木材の種類や加工方法によって、様々な強度やデザインの製品を作り出すことができます。例えば、構造材として使用される「集成材」は、強度が求められる梁や柱などに用いられ、高い強度と耐久性を発揮します。また、床材や壁材として使用される「LVL(単板積層材)」や「OSB(配向性ストランドボード)」は、強度と美しさを兼ね備えており、デザイン性の高い空間を演出することができます。
このように、エンジニアリングウッドは、従来の木材の弱点を克服し、強度、寸法安定性、デザイン性を兼ね備えた、次世代の建材として注目されています。