サッシ等級

- サッシ等級とは窓やドアなどに使われているサッシには、外部の音をどれくらい遮断できるのかを表す等級があります。これを「サッシ等級」と呼びます。この等級は、日本工業規格、いわゆるJIS規格によって定められており、T1からT4までの4段階に分類されます。T1等級は、遮音性能としては標準的なレベルです。一般的な住宅の窓サッシには、このT1等級が使われていることが多いです。T2等級は、T1等級よりもワンランク上の遮音性能を持っています。静かな住宅街や幹線道路から少し離れた場所に建つ住宅などで採用されることがあります。T3等級になると、さらに遮音性能が高まります。交通量の多い幹線道路沿いなど、騒音が気になる場所に建つ住宅やマンションなどで採用されるケースが増えてきます。そして、最も遮音性能が高いのがT4等級です。この等級は、2枚のガラスを用いた二重サッシ構造によって実現されます。そのため、外部の騒音を大幅に遮断することができ、静かな室内環境を実現できます。このように、サッシ等級は、住宅の快適性に大きく関わる要素の一つです。住宅を選ぶ際には、周辺環境の騒音レベルや自身の音に対する حساسさなども考慮しながら、適切なサッシ等級を選ぶようにしましょう。