サービスルーム

- 物件情報でよく見る「SR」って？賃貸物件を探していると、間取り図に「1R」や「1LDK」などと並んで「SR」という表記を見かけることがあります。これは「サービスルーム」を省略した表現で、居室とは異なる扱いとなっている空間を指します。一般的に、建築基準法で定める居室の基準を満たしていない空間が、サービスルームとされています。具体的には、採光や換気、天井高、床面積などが居室としての基準を満たしていない場合が該当します。例えば、窓が小さく採光が十分でなかったり、天井が低く圧迫感があったりする空間などが挙げられます。サービスルームは、納戸や書斎、趣味の部屋など、様々な用途に活用できます。家賃を抑えつつ、自分だけの空間を確保したいという方にとって、魅力的な選択肢となりえます。しかし、メリットばかりではありません。サービスルームは居室と比べて、日当たりや風通しが悪い場合があり、快適性に欠ける可能性も考慮する必要があります。また、収納スペースとして利用するにも、湿気対策など注意が必要です。さらに、「サービスルーム」という名称は不動産業界の慣習的なものであり、明確な定義は存在しません。そのため、物件によって広さや設備が大きく異なる場合があります。サービスルーム付きの物件を検討する際は、内見時に実際に部屋を確認し、用途に合っているか、快適に過ごせるかをしっかりと見極めることが重要です。