意外と知らない?家の水道設備「シスターン」の役割
毎日の暮らしの中で、水はなくてはならないものです。朝起きて顔を洗い、食事の準備をし、一日の終わりにお風呂に入る。 水を使う場所は、家の中に数多く存在します。 キッチンやお風呂、トイレなど、私たちが快適に生活を送るためには、これらの水回り設備が欠かせません。
では、これらの水回り設備に、どのようにして水が供給されているのでしょうか? その答えは、「シスターン」にあります。シスターンとは、屋根などに降った雨水を集めて貯めておくためのタンクのことです。普段は家の外壁の中に設置されているため、目にする機会はほとんどありません。しかし、シスターンは、私たちの生活を陰ながら支える、重要な役割を担っています。
シスターンに貯められた水は、トイレの洗浄水や庭への散水など、様々な用途に利用されます。 都市部では水道水が普及しているため、シスターンの存在を意識することは少ないかもしれません。しかし、災害時など、断水が発生した場合には、シスターンに貯められた水が、私たちの生活を守る貴重な水資源となります。
このように、シスターンは、私たちの生活にとって、普段は意識することのない、まさに「縁の下の力持ち」といえるでしょう。