DIYに最適なタッピングビスを使いこなそう!
- タッピングビスとはタッピングビスは、その名の通り、ねじ込む動作と同時に自らで雌ねじを形成していく特殊なねじです。従来のねじと異なり、あらかじめ下穴を開ける必要がない場合が多く、作業効率の向上や施工時間の短縮に役立ちます。一般的なねじは、対応する雌ねじが切られたナットや部材と組み合わせて使用しますが、タッピングビスは、先端の鋭い形状とねじ山の構造により、相手材に直接ねじ込んでいくことが可能です。この際、タッピングビス自身のねじ山が、相手材に雌ねじを刻みながら食い込んでいくため、強固に固定することができます。ただし、すべての材料に下穴なしで使えるわけではありません。硬い金属など、相手材の材質によっては、下穴を開けておく必要がある場合もあります。無理にねじ込むと、ビスが折れたり、相手材が破損したりする可能性があります。適切な下穴の有無については、使用するタッピングビスの種類や相手材の材質に合わせて判断する必要があります。このように、タッピングビスは、従来のねじに比べて、手軽で効率的な施工が可能というメリットがあります。一方で、相手材によっては注意が必要となる場合もあることを理解しておくことが重要です。