交渉
- 土地をまとめる人たち地上げ屋とは?
「地上げ屋」とは、簡単に言うと、土地の有効活用を目指すために、土地を買収する個人や会社のことです。例えば、古くなってしまった建物が密集している地域を新しく開発し直して、お店やマンションを建てる場合などが挙げられます。
このような場合、その土地を所有者から購入するのが地上げ屋の仕事です。所有者と交渉して土地を買い取り、大きな一つの土地にまとめることで、大規模な開発計画を進めることができるようになります。
しかし、「地上げ屋」という言葉には、時にネガティブなイメージが付きまとうことがあります。これは、過去に、立ち退きを拒む所有者に対して、強引な手段を用いて土地を買い取ろうとする業者もいたためです。
現在では、法律が整備され、強引な地上げ行為は厳しく取り締まられています。
地上げは、老朽化した建物をなくし、街の景観を良くしたり、防災性を高めたりするなど、都市開発において重要な役割を担っています。しかし、その一方で、住み慣れた場所を離れなければいけない人々が出てくることも事実です。地上げを進める際には、所有者との合意形成を図り、丁寧な説明や交渉を行うことが重要です。
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不動産取引の基礎知識:指値とは?
不動産を購入する際、誰もが希望する価格で購入できるとは限りません。物件の価値や売主の意向によって、希望価格で購入できない場合もあります。そこで重要な役割を果たすのが「指値」です。
指値とは、買主が「この価格なら購入したい」という希望価格を売主に提示することです。これは単なる希望価格ではなく、売主との価格交渉のスタート地点となります。
例えば、売主が2,000万円で売り出している物件があるとします。買主は、その物件の価値や周辺の相場を考慮し、1,800万円で購入したいと考えているとします。この場合、買主は売主に対して1,800万円の指値を提示します。
指値が提示されると、売主はそれを受諾するか、拒否するか、または別の価格を逆提示するかを判断します。売主が買主の指値を受諾すれば、その価格で売買契約が成立します。しかし、売主が買主の指値を拒否した場合、価格交渉は継続されます。
指値は、買主にとって希望価格で購入できる可能性を高めるだけでなく、予算を明確にすることで、無理のない範囲で購入計画を進めることができるというメリットもあります。
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