住宅ローンでよく聞く元金据置とは?メリット・デメリットをわかりやすく解説
- 元金据置とは住宅ローンや教育ローンを組む際に、「元金据置」という返済方法を選択できる場合があります。これは、一定期間、ローンの元金を返済することなく、利息のみを支払うというものです。通常、ローンは毎月、元金と利息を合わせて返済していきます。例えば、1,000万円の住宅ローンを借りたとすると、毎月の返済額には、元金の一部と利息が含まれていることになります。しかし、元金据置期間を設定した場合、その期間中は元金の返済が猶予され、利息のみを支払えばよいことになります。 例えば、1,000万円の住宅ローンを3年間の元金据置期間付きで借りたとします。この場合、3年間は利息のみを支払い、元金1,000万円は据え置かれたままとなります。4年目からは、元金と利息を合わせた通常の返済が始まります。元金据置を利用する最大のメリットは、据置期間中は毎月の返済額を抑えられることです。 特に、住宅ローンを組んだ直後や子供が生まれたばかりなど、まとまったお金が必要となる時期に、家計の負担を軽減できるというメリットがあります。しかし注意すべき点もあります。元金据置期間中は元金を返済しないため、通常の返済よりも総返済額が多くなってしまいます。また、据置期間が終了すると、返済額が急に増えることになります。元金据置を利用する場合は、将来の返済計画をよく検討することが重要です。