免震

設計

地震に強い家とは?知っておきたいロッキング現象

地震は、私たちの暮らす大地を激しく揺さぶり、家や建物に大きな被害をもたらすことがあります。地震の揺れは、単に家が上下に動くだけでなく、あらゆる方向から力が加わるため、建物に深刻なダメージを与える可能性があります。 地震による住宅被害を防ぐためには、建物の構造や強度が重要になります。建物の設計段階から地震の揺れを考慮し、耐震性を高めることが求められます。具体的には、建物の基礎をしっかりと固めたり、壁や柱を強化したりすることで、地震の力に耐えられるようにする必要があります。 また、地震発生時の被害を最小限に抑えるためには、家具の固定や家の中の安全対策も重要です。家具が転倒しないように固定したり、落下しやすい物をしっかりと収納したりすることで、地震によるケガのリスクを減らすことができます。 地震はいつ起こるか分かりません。安心して暮らせる住まいを実現するためにも、日頃から地震への備えをしっかりと行い、安全な暮らしを心がけましょう。
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設備

建物を守るダンパーの役割とは

- ダンパーとはダンパーと聞いて、皆さんは何を思い浮かべるでしょうか? 日常生活ではあまり耳慣れない言葉かもしれませんが、ダンパーは建物の安全を守る上で、なくてはならない重要な役割を担っています。ダンパーには、大きく分けて二つの種類があります。一つは、地震や強風などの揺れから建物を守るダンパーです。建物にこのダンパーが設置されていることで、揺れによる変形を抑え、被害を最小限に食い止めることができます。もう一つは、火災時に延焼を防ぐためのダンパーです。火災が発生した場合、ダクトや配管などを通して、火や煙はあっという間に建物全体に広がってしまう可能性があります。しかし、このダンパーが火災を感知して自動的に閉鎖することで、火や煙の広がりを食い止め、被害を最小限に抑えることができます。このように、ダンパーは私たちの目には見えにくいところで、建物の安全を守り、人々の命を守るという重要な役割を果たしているのです。普段の生活ではなかなか意識することはないかもしれませんが、ダンパーの存在によって、私たちは安心して暮らせていると言えるでしょう。
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設計

建物の揺れやすさ:固有振動数とは?

私たちの身の回りには、建物や橋、道路など、様々な構造物が存在しています。一見、これらの構造物はしっかりと安定していて、全く動かないように見えます。しかし実際には、これらの構造物は常にわずかな揺れを繰り返しています。 普段私たちが生活する中で感じることはありませんが、構造物は、風や車両の通行、あるいは地震など、様々な要因によって絶えず小さな振動を受けています。このような振動は、構造物にとって必ずしも悪いものではありません。むしろ、ある程度の柔軟性を持って振動することで、外部からの力を分散し、自身を守っているのです。 例えば、強風が吹いた時を考えてみましょう。もし建物が全く揺れないとしたら、風による圧力は一点に集中し、構造物に大きな負担がかかってしまいます。しかし、建物がある程度しなることで、風圧を分散させ、建物全体で受け止めることができるのです。これは、木の枝が風に揺られることで折れずにいられるのと同じ原理です。 ただし、振動が大きすぎると、構造物に損傷を与えたり、最悪の場合には倒壊してしまう可能性もあります。そのため、構造物を設計する際には、地震や台風などの災害時における振動の影響も考慮する必要があります。適切な設計や素材の選択によって、安全で快適な構造物を建てることができるのです。
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