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実測売買とは?土地売買の基礎知識

- 実測売買の概要土地や建物を売買する際、多くの方は登記簿に記載された面積を基準に考えているのではないでしょうか。しかし、実際の土地の広さと登記簿上の面積が異なるケースは少なくありません。そこで活用されるのが「実測売買」です。実測売買とは、売買契約後に改めて土地の面積を実測し、その結果に基づいて最終的な売買代金を決定する方法です。例えば、登記簿上では100平方メートルの土地であっても、実測の結果、105平方メートルだったとします。この場合、実測売買では105平方メートル分の代金を支払うことになります。逆に、実測の結果、95平方メートルだった場合は、95平方メートル分の代金で済みます。実測売買のメリットは、実際の面積に応じた適正な価格で取引できる点にあります。登記簿面積と実際の面積の誤差によって、売主・買主のいずれかが不利益を被る可能性を低減できます。一方で、実測売買には測量費用や時間といった追加のコストが発生する点に注意が必要です。また、実測の結果によっては当初予定していた金額と大きく異なる可能性もあり、資金計画の見直しが必要になるケースも考えられます。実測売買は、土地の形状が複雑な場合や、境界線が不明瞭な場合などに特に有効な方法です。土地の売買を検討する際には、実測売買のメリット・デメリットを理解した上で、契約内容を慎重に検討することが重要です。
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