基本設計

設計

建物の設計図解:実施設計とは何か?

家を建てる際、あるいはビルを建てる際にも、設計図は欠かせません。設計図は、建築計画の道しるべとなる重要なものです。設計図には、建物の外観デザインや部屋の配置、広さなどが記されています。しかし、設計図といっても、その役割や詳細度は様々です。設計図は、大きく分けて基本設計図と実施設計図の二つに分類されます。 基本設計図は、建物の概略を表現した設計図です。建物の外観や間取り、部屋の広さなど、大まかな設計が記されています。一方、実施設計図は、実際に工事業者が施工を行う際に基になる詳細な設計図です。柱や壁の位置、材質、配線や配管のルートなど、建物を建てるために必要なあらゆる要素が、細部まで具体的に記されています。 実施設計は、建物の設計図の中でも、建築過程の要となる重要な役割を担っています。家を建てることを想像してみてください。家の外観や間取りを決める基本設計も重要ですが、実際に家を建てるには、柱や壁の位置、材質、配線や配管のルートなど、細かい部分まで具体的に決めなければなりません。この細かい部分を決定し、図面に落とし込むのが実施設計の役割です。実施設計図が完成することで、工事業者は図面通りに工事を進めることができ、施主が思い描いた通りの家が完成するのです。このように、実施設計は、設計図の内容を具体化し、建築現場で実際に施工を行うための指示書としての役割を果たす、非常に重要なプロセスなのです。
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