マンションの屋上のアレは何?~塔屋の役割と特徴~
都会を歩いていると、たくさんのビルやマンションが目に入りますよね。
その中で、屋上の部分に少し変わった形の建物が乗っているのを見たことはありませんか?
まるで、帽子をかぶっているように見える、あの部分です。
あれは「塔屋(とうや)」と呼ばれるもので、建物の屋上に突き出すように作られた小さな部屋のことを指します。
塔屋は、階段室やエレベーターなどの設備を収納するために設置されることが多いです。
高い建物では、上の階に行くために階段やエレベーターを使いますが、これらの設備を最上階にそのまま設置してしまうと、天井が高くなってしまい、空間を無駄にしてしまうことがあります。
そこで、塔屋を設けることで、これらの設備を屋上に収納し、空間を有効活用しているのです。
また、塔屋には、建物の外観のデザイン的なアクセントとして設置されることもあります。
塔屋の形や素材、色合いを工夫することで、建物の個性を表現することができます。
例えば、西洋風の建物によく見られる、尖塔のような形の塔屋や、近代的なデザインの建物によく見られる、ガラス張りの塔屋などがあります。
このように、塔屋は、建物の機能性とデザイン性を両立させるために欠かせないものです。
街歩きをする際には、建物の屋上にも注目してみると、新しい発見があるかもしれません。