人生設計の選択肢!ディンクスという生き方
近年、耳にする機会が増えた「ディンクス」という言葉をご存知でしょうか?これは、共働きで子供を持たない夫婦またはカップルを指す言葉です。1980年代後半にアメリカで生まれた言葉で、英語の「Double Income No Kids」の頭文字を取った「DINK」を日本語読みしたものが語源となっています。日本では、1990年代のバブル崩壊後、経済的な理由から子供を作らない夫婦が増加したことで、広く知られるようになりました。
ディンクスの最大の特徴は、2人分の収入がありながら、子育てという大きな支出がないため、経済的なゆとりが生まれやすいという点です。住宅ローンや教育費などの負担がない分、自由に使えるお金が多く、旅行や趣味、自己投資などにお金をかけることができます。また、時間に余裕があることもメリットの一つと言えるでしょう。子供がいる場合に比べて、夫婦の時間をゆっくりと楽しむことができ、自分のペースで仕事や趣味に打ち込むことができます。
一方で、ディンクスには、老後の生活資金や親の介護など、将来に対する不安がつきものです。子供がいる場合に比べて、経済的な負担や精神的な負担が大きくなる可能性もあります。また、周囲からのプレッシャーや価値観の違いに悩むこともあるかもしれません。
ディンクスは、あくまでも一つのライフスタイルです。大切なのは、自分たちの価値観やライフプランに基づいて、夫婦でよく話し合い、納得した上で選択することです。