住宅の土台!床組の種類と特徴を解説
- 床組とは
家づくりにおいて、床は私たちが日々生活する上で欠かせない要素です。
そして、その床をしっかりと支える縁の下の力持ちともいえるのが「床組」です。
床組とは、床板を支え、建物の荷重を基礎に伝える役割を担う、住宅構造の重要な一部です。
木材を組み合わせることで、建物をしっかりと支え、安定させるという重要な役割を担っています。
床組には、主に「根太組」と「根太レス工法」の二つの種類があります。
根太組は、昔から日本で広く使われてきた伝統的な工法です。
木材の「根太」と呼ばれる角材を一定の間隔で床に並べて固定し、その上に床板を張っていきます。
根太と根太の間隔を調整することで、床の強度や仕上がりの美しさを調整することができます。
一方、根太レス工法は、近年注目を集めている比較的新しい工法です。
従来の根太組とは異なり、根太を使用せず、構造用合板などの厚みのある板を直接梁に固定して床を支えます。
使用する木材の量を減らせるため、環境負荷の低減や工期の短縮につながるというメリットがあります。
このように、床組にはそれぞれの工法によって特徴があります。
家の構造やデザイン、予算などを考慮しながら、最適な床組を選ぶことが大切です。