手すり

素材

階段の印象を決める笠木とは?

日々の暮らしの中で、階段の上り下りはごく自然な動作となっています。階段を使う際、ほとんどの方が無意識に手すりに触れているのではないでしょうか。実は、その手すりの上部、私たちが何気なく触れている部分にも、名前が付けられています。「笠木(かさぎ)」と呼ばれるその部分は、階段の印象を大きく左右する重要な役割を担っています。 笠木は、階段の手すりの上端に沿って設置される、横長の部材です。素材は木材や金属、樹脂など様々で、階段のデザインや住宅の雰囲気に合わせて選択されます。笠木の役割は、見た目の美しさだけではありません。まず、手すりの上部を覆うことで、手触りを滑らかで心地よいものにする効果があります。手すりは毎日何度も触れる場所なので、笠木があることで、より快適な使い心地を得られます。また、階段の段鼻に取り付けられることで、手すりの端部を保護する役割も果たします。 さらに、笠木は階段のデザインのアクセントとしても重要な要素です。木材の温かみを感じさせるものや、金属のシャープな輝きを放つものなど、素材や形状によって空間の印象は大きく変わります。階段の昇り降りの際に自然と目に触れる部分だからこそ、笠木の選択は、階段全体の雰囲気を決定づける上で重要な要素と言えるでしょう。
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設計

暮らしやすさを追求する!バリアフリー住宅のススメ

- バリアフリー住宅とは バリアフリー住宅とは、年齢を重ねたり、障がいを持っていたり、怪我をしているなど、身体的な制限があっても、住む人が安全かつ快適に日常生活を送ることを可能にするための工夫が凝らされた住宅です。 高齢化社会が進むにつれて、誰もが暮らしやすい住環境へのニーズはますます高まっており、バリアフリー住宅への関心も急速に高まっています。 具体的には、つまずきやすい段差をなくして床をフラットにしたり、車椅子でも移動しやすいように廊下幅を広くしたり、移動をサポートする手すりを設置したりするなどの工夫が施されています。 また、バリアフリー住宅は、将来の変化にも柔軟に対応できるように設計されている点も特徴です。 例えば、家族構成の変化や、加齢による身体機能の低下などに合わせて、設備を追加したり、改修したりすることが容易にできるようになっています。 このように、バリアフリー住宅は、すべての人が安心して快適に暮らせる社会を実現するために、重要な役割を担っていると言えるでしょう。
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