土地の面積が違う?知っておきたい地積更正登記
- 登記簿と実際の面積が違うことがある?
土地や建物を取得したり、あるいは手放したりする時、誰もがその広さを気にしますよね。土地の広さは登記簿に記されていますが、実はこの登記簿上の面積と、実際に測量して得られる面積が異なる場合があるのです。
一体なぜこのようなことが起こるのでしょうか?その理由の一つとして、日本の土地測量の多くが明治時代にさかのぼることが挙げられます。当時の測量技術は現代と比べて精度が低く、どうしても誤差が生じやすかったのです。例えば、当時は人の手による歩測や目測に頼っていた部分も多かったため、どうしても正確性に欠けてしまうことがありました。
その後、測量技術は飛躍的に進歩し、現在では人工衛星やコンピューターを使った精密な測量が可能です。そのため、過去の測量結果と現在の測量結果を比べてみると、面積に差が生じてしまうケースが出てくるのです。
登記簿上の面積と実際の面積の差異は、土地の売買や相続、境界線に関するトラブルに発展する可能性も秘めています。そのため、土地の取引を行う際には、登記簿上の面積だけでなく、実際の面積を把握しておくことが重要です。もしも不安な場合は、専門家である土地家屋調査士に相談し、正確な測量を依頼することも検討しましょう。