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不動産価格の算出方法:取引事例比較法とは?

- 取引事例比較法とは 不動産の価値は、その場所や広さ、建物の状態など、様々な要素によって変化します。そのため、不動産の価格を評価する際には、実際に過去に行われた取引事例を参考にすることが重要となります。これを-取引事例比較法-と呼びます。 例えば、あなたが住んでいるマンションの一室を売却したいとします。この場合、まずは同じマンション内で過去に売買された部屋の情報を調べます。もし、全く同じ間取りの部屋が過去に5,000万円で売却されていたとしたら、あなたの部屋も同程度の価値があると推測できます。 しかし、全く同じ条件の部屋を見つけることは難しいのが現実です。そこで、広さや階数、築年数などが似ている部屋の取引事例を複数収集し、比較検討を行います。さらに、日当たりや眺望、駅からの距離といった要素も考慮することで、より正確な価格を算出することができます。 取引事例比較法は、実際に市場で取引された価格に基づいているため、他の評価方法と比べて客観性が高いというメリットがあります。そのため、不動産売買の現場では、価格交渉の際などに重要な役割を果たします。
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