湿式壁

素材

マンションで主流?乾式壁のメリットと特徴

- 乾式壁とは?乾式壁とは、読んで字のごとく、水をほとんど使わずに作る壁のことです。従来の日本の家づくりでは、柱や梁などの骨組みに、土やモルタルを使って壁を作っていました。しかし、乾式壁の場合は、石膏ボードと呼ばれる建材を、柱や梁といった骨組みに直接取り付けるため、水をほとんど必要としないというわけです。従来の壁に比べて乾式壁は、工期が短くなるという大きなメリットがあります。土やモルタルを使った壁は、完全に乾くまでに時間がかかります。しかし、乾式壁の主要な材料である石膏ボードは、工場で製造され、現場に運ばれてくるため、乾燥に時間をとられることなく、取り付け後すぐに次の工程に進むことができます。そのため、工期の短縮につながり、結果として人件費の削減にもつながるのです。最近では、マンションやオフィスビルなど、多くの建物で乾式壁が採用されています。これは、乾式壁が持つ、工期の短縮以外にも、防火性や遮音性に優れているといったメリットが見直されているためです。さらに、リノベーションのしやすさといった点も評価され、近年ますます注目を集めています。
Read More