色
- オーキッドカラーとはオーキッドカラーとは、インテリアの分野でよく用いられる表現で、「柔らかな紫色」を指します。英語で「Orchid」は「蘭」を意味し、その花の色合いから来ています。 蘭の花は赤みがかった鮮やかな紫色から、淡く優しい薄紫色まで、実に様々な色合いを見せてくれます。オーキッドカラーも同様に、一概に「紫色」と括ることはできず、その色の幅は広いと言えるでしょう。しかし、どんな色合いであっても、上品で優雅、そしてどこか愛らしい印象を与える点は、どのオーキッドカラーにも共通しています。インテリアに取り入れる場合、オーキッドカラーは、壁紙やカーテンなどの面積の大きな部分に使うと、部屋全体に優しい印象を与え、リラックスできる空間を作ることができます。また、クッションや小 rug などの小物に用いると、上品なアクセントとなり、空間に華やかさを添えることができます。 オーキッドカラーは、他の色との組み合わせによっても、その表情を変えるのも魅力です。例えば、白やベージュなどの中立色と組み合わせると、オーキッドカラーの持つ上品さがより一層引き立ちます。また、グレーと組み合わせると、洗練された都会的な雰囲気を演出することができます。一方で、緑や青などの寒色系の色と組み合わせると、爽やかで涼しげな印象を与えることも可能です。
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粋な日本の色、江戸紫の魅力
- 江戸紫色の概要江戸紫色は、その名の通り江戸時代に広く愛された、藍色がかった上品で奥深い紫色のことを指します。単なる紫ではなく、青みがかった深い色合いが特徴で、どこか神秘的な雰囲気を漂わせています。この美しい色は、日本工業規格の色彩規格では「こい青みの紫」と定義されています。言葉で表現すると少し難しいのですが、実際に目にするとその色の深みと美しさに心を奪われるでしょう。江戸時代、庶民の間では華美な色が禁じられていましたが、江戸紫は高貴な色として特別な存在でした。そのため、武士や貴族といった身分の高い人々の間で着物や調度品など、様々なものに用いられました。現代でも、その美しさは色褪せることなく、伝統工芸品や染物など、様々な場面で見ることができます。着物や和服はもちろんのこと、小物やインテリアに取り入れても、上品で洗練された印象を与えてくれるでしょう。
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