装飾

エクステリア

建物の装飾の妙技:付け柱の魅力

建物を眺めていると、壁から少しだけ出っ張った柱のようなものを見かけることはありませんか?それが「付け柱」です。 付け柱は、読んで字のごとく、「付けられた柱」のこと。構造を支えるためではなく、装飾を目的として取り付けられています。 まるで建物にアクセントを加えるアクセサリーのような存在と言えるでしょう。 付け柱は、建物の壁面に取り付けることで、立体感と奥行きを生み出します。 平面的な壁にリズムが生まれ、表情豊かな外観になるのです。 また、古代ギリシャやローマ建築を彷彿とさせるような格調高い雰囲気を演出することもできます。 素材は、石、木材、コンクリートなど様々です。 建物のデザインや雰囲気に合わせて、様々な形状や大きさの付け柱が用いられています。 シンプルなものから、装飾が施された豪華なものまで、そのバリエーションは多岐に渡ります。 付け柱は、建物の風格を高めるだけでなく、時代や様式を表現する役割も担っていると言えるでしょう。
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デザイン

部屋の雰囲気を左右する?カーテンタッセルの役割と選び方

- カーテンを彩る優美なアクセントタッセルとは窓辺を華やかに彩るカーテン。そのカーテンを束ねておくための房飾りとして使われるのが「カーテンタッセル」です。 元々はマントやショール、革靴など、主に衣服や持ち物に華やかさを添える装飾品として用いられていました。貴族社会で愛されたレース編みの優美な襟飾りや、聖職者の衣服に見られる房飾りが、その原型と言えるでしょう。 時代を経て、カーテンを束ねるための道具として、その装飾性が注目されるようになり、現代ではカーテンを開けた際にカーテンをまとめるための実用性と、窓辺を美しく飾るインテリアとしての役割を兼ね備えたものとして定着しています。 カーテンタッセルは、糸を束ねて作られた房飾りの部分を「 tassel(タッセル)」と呼び、カーテンを留めるための紐の部分と合わせて「カーテンタッセル」と総称されます。素材やデザイン、色も多種多様で、シンプルなものから、ビーズやリボン、房飾りに凝ったものまで、様々な種類があります。 カーテンのスタイルや部屋の雰囲気に合わせて選ぶことで、窓辺をより一層美しく、個性的に演出することができます。
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デザイン

住まいの印象をガラリと変える!オーナメントの楽しみ方

- オーナメントで暮らしに彩りをオーナメントとは、部屋や家を華やかに飾る装飾品のことです。毎日使う家具や家電とは違い、季節の行事や個人の好みに合わせて飾ることで、空間に彩りを添え、雰囲気を大きく変えられます。例えば、春の訪れを感じる季節には、桜の造花やイースターエッグを飾ると、明るく華やかな印象になります。暖かい日差しが心地よい夏には、貝殻やマリンテイストの置物を飾れば、涼しげで爽やかな空間になるでしょう。紅葉が美しい秋には、紅葉やハロウィンモチーフの飾り付けが人気です。温かみのある色合いの紅葉や、ちょっと怖いハロウィンの飾りは、秋の夜長を楽しく演出してくれます。そして、冬の寒さが厳しい季節には、クリスマスツリーやリースが欠かせません。キラキラと輝くイルミネーションやオーナメントは、クリスマスの特別な雰囲気を盛り上げてくれます。このように、オーナメントは、季節の変化を感じたり、お祝いの気持ちを表現したり、個性を演出したりと、様々な役割を担っています。お部屋の雰囲気をガラリと変えたい時や、季節感を演出したい時に、オーナメントを取り入れてみてはいかがでしょうか。きっと、心豊かな暮らしを彩ってくれるはずです。
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素材

ステンドグラス:光と色の芸術

ステンドグラスとは、色とりどりのガラスをパズルのように組み合わせることで、絵や模様を描くガラス工芸です。 単に色ガラスを組み合わせるだけでなく、ガラスの表面に特殊な絵の具で絵や模様を描いたり、高温で焼き付けて色を定着させるなど、高度な技法が用いられています。 ステンドグラス最大の魅力は、光との融合によって生まれます。太陽の光や照明の光がステンドグラスを通過すると、鮮やかな色彩と繊細な模様が周囲に広がり、見る者を幻想的な世界へと誘います。 その美しさから、ステンドグラスは古くから教会や寺院、宮殿などの装飾として用いられてきました。 現代では、住宅や商業施設など、様々な建築物に取り入れられるようになり、窓辺を華やかに彩るアイテムとして人気を集めています。 さらに、ランプや小物など、インテリアの一部としてステンドグラスを取り入れるケースも増えています。ステンドグラスは、空間を彩るだけでなく、温かみのある光と芸術的な雰囲気を演出してくれるでしょう。
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デザイン

住まいに異国情緒を!アラベスク模様の魅力

- アラベスク模様とはイスラム美術において、幾何学模様や草花模様を規則的に組み合わせた装飾様式を、アラベスク模様と呼びます。イスラム教では偶像崇拝が禁じられているため、人物や動物を描かずに、これらの模様を用いて空間を華やかに装飾してきました。アラベスク模様の歴史は古く、7世紀頃からモスクや宮殿、家具などの装飾に用いられてきました。幾何学模様は、イスラム教の教えの中にある「神は唯一絶対である」という考え方を表現しているとも言われています。また、草花模様は楽園や生命力を象徴し、見る者に安らぎと豊かさを感じさせます。アラベスク模様の特徴は、同じ模様が複雑に絡み合い、無限に広がっていくような独特のリズム感にあります。その精緻で美しい文様は、見る者を魅了し、イスラム文化の奥深さを伝えています。現代でも、アラベスク模様はイスラム圏を中心に、世界中の美術やデザインに影響を与え続けています。
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