住宅設計の落とし穴?デッドスペースを理解しよう!
- デッドスペースとは?
住まいを探す時、誰もが「出来るだけ広い家に住みたい」と願うでしょう。しかし、広さだけを追い求めてしまうと、思わぬ落とし穴にはまってしまうかもしれません。それは「デッドスペース」の存在です。
デッドスペースとは、建築物の中で、家具の配置などが難しく、有効活用が難しい空間のことを指します。広々としたリビングに憧れていても、実際には柱や梁の出っ張りによって、思ったように家具を配置できない、なんていうケースは珍しくありません。
私達が普段使うテーブルやソファ、ベッドといった家具は、ほとんどが長方形や正方形をしています。そのため、どんなに部屋の面積が広くても、部屋の形が複雑だったり、壁の凹凸が多いと、家具を置くこと自体が難しくなってしまうのです。
また、デッドスペースは何もリビングや寝室といった部屋の中だけに存在するわけではありません。例えば、廊下や階段下のスペースなども代表的なデッドスペースと言えるでしょう。
せっかく広々とした家に住むのであれば、空間を最大限に活用するためにも、デッドスペースをいかに減らすかが重要なポイントになります。間取りの工夫や収納術を駆使することで、デッドスペースを有効活用できる場合もありますので、専門家と相談しながら、快適な住まい作りを目指しましょう。