評価
- 担保評価とは住宅を購入する際など、多額の資金が必要となる際には、金融機関からお金を借りることが一般的です。このような融資を受ける際に、金融機関は貸したお金がきちんと返済されるかどうかを慎重に審査します。この審査において重要な役割を担うのが「担保評価」です。担保評価とは、融資の返済が滞ってしまった場合に備え、借り手が金融機関へ提供する不動産や有価証券などの資産、すなわち「担保」の価値を客観的に評価することです。もしもの場合、金融機関は担保を売却することで、貸し出した資金を回収することになります。そのため、担保評価は、融資の可否や融資額、適用金利などを決定する上で非常に重要な要素となります。金融機関は、不動産鑑定士などの専門家に依頼し、対象となる不動産の立地や築年数、広さ、周辺環境などを考慮して評価額を算出します。この評価額に基づいて、金融機関は融資のリスクを判断し、安全な範囲で融資を実行します。つまり、担保評価は、金融機関が安心して融資を行うため、そして、借り手が円滑に融資を受けられるようにするための、重要なプロセスと言えるでしょう。
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不動産取引の指標!公示価格を理解しよう
不動産の取引をする際に、土地や建物の価格を把握することはとても大切です。価格を把握するための指標の一つとして「公示価格」があります。正式には「地価公示価格」と言い、国土交通省の土地鑑定委員会が毎年公表している標準地の価格のことです。都市計画区域内などに設定された標準地について、毎年1月1日時点の適正な価格を、複数の不動産鑑定士が鑑定し、土地鑑定委員会が審査・決定します。そして、その結果は毎年3月下旬に公表されます。
公示価格は、土地の売買や相続などの際に、取引価格や課税価格の参考として利用されます。また、公共事業用地の取得価格の算定や、不動産投資の指標としても活用されます。
ただし、公示価格はあくまで標準地の価格であり、個々の土地の形状や条件、周辺環境などによって実際の取引価格とは異なる場合があります。
そのため、公示価格を参考にする際は、個々の土地の特性を考慮し、不動産会社などに相談しながら、実際の取引価格を推測していくことが重要です。
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