建物の軽量化に貢献!ALCパネルの特徴とは?
- 注目の建材、ALCってなに?近年、住宅やビルなど様々な建築物で耳にすることが増えた「ALC」という建材をご存知でしょうか? ALCとは、オートクレーブド ライトウェイト コンクリート(Autoclaved Lightweight Concrete)の略称で、日本語では軽量気泡コンクリートと呼びます。ALCは、その名の通り、内部にたくさんの気泡を含んだコンクリートパネルです。ALCは、工場でセメントや石灰、シリカ質原料などに発泡剤を加えて練り混ぜ、高温高圧のオートクレーブと呼ばれる窯で養生することで製造されます。この過程で、材料の中に気泡が生まれ、軽くて丈夫な特徴を持つALCパネルが出来上がります。ALCは、コンクリートの強度を持ちながら、木材のように軽く、加工しやすいという利点があります。そのため、建物の内外装、床、屋根など、様々な箇所に使用されています。また、気泡を含む構造から、断熱性や遮音性に優れている点も大きな魅力です。ALCは、従来のコンクリートに比べて環境負荷が低く、省資源、省エネルギーにも貢献できる建材として注目されています。今後ますます需要が高まると予想されるALCは、まさに次世代の建築材料と言えるでしょう。