遮光
- ガラリ戸とはガラリ戸とは、家の内外に風や光を取り入れたり、遮ったりするために用いられる戸のことです。その最大の特徴は、戸全体にわたって、細長い板状の「羽根板」が、平行に隙間を空けて複数枚取り付けられている点にあります。この羽根板は、固定されているものもあれば、角度を調整できるものもあり、用途や設置場所に応じて使い分けることができます。この羽根板の角度と隙間が、ガラリ戸の機能の要です。羽根板を傾斜させることで、外からの視線を遮りつつ、風や光を室内に取り込むことができます。プライバシーを守りながら、自然の風を心地よく感じたり、柔らかな光を取り入れたりすることができるため、日本の住宅事情にも適した建具と言えるでしょう。また、その見た目から「よろい戸」と称されることもあります。ガラリ戸は、玄関や勝手口、浴室、トイレなど、様々な場所に設置されます。特に、湿気がこもりやすい場所に設置することで、通気性を確保し、カビの発生を抑える効果も期待できます。風通しの良い快適な住まい作りに役立つだけでなく、独特のデザインが、空間にアクセントを加える点も魅力の一つと言えるでしょう。
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住まいの快適とプライバシーを守る鎧戸
- 鎧戸とは
鎧戸とは、家の窓や縁側などに取り付けられる、複数の羽根板を平行に並べた戸のことです。羽根板は、斜めに傾斜させて、一定の間隔をあけて設置されています。
この構造により、鎧戸は風を通しながらも、日差しや視線を遮る効果を発揮します。夏の強い日差しを遮り、室内を涼しく保つ効果や、外からの視線を遮りプライバシーを保護する効果も期待できます。また、台風など強風の際にも、風による被害を軽減する役割も果たします。
その名の由来は、羽根板が重なり合った様子が、武士の鎧を連想させることからきています。
鎧戸は、その機能性とデザイン性の高さから、古くから日本の住宅で広く用いられてきました。現代の住宅においても、その魅力が見直され、伝統的な建築物だけでなく、現代的なデザインの住宅にも取り入れられています。
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