電気

設備

知って得するPSの話!快適な住まいのための基礎知識

- PSとは何か?マンションなどの集合住宅に住んでいると、間取り図などで「PS」という表記を見かけることがあります。これは一体何のことでしょうか?PSとは、「パイプスペース」の略称です。 上下水道管やガス管など、生活に必要な様々な配管を集めて通しているスペースを指します。 集合住宅では、各住戸にPSが設けられており、キッチンや浴室、トイレなど、水回りの近くに設置されていることが多いです。PSは、扉で隠されている場合もあれば、棚のように見える場合もあり、設置場所や形状は物件によって様々です。 扉で隠されている場合は、メーターの確認や簡単な修理など、点検や作業のためにアクセスできるようになっています。 棚のように見える場合は、収納スペースとして利用できる場合もありますが、配管のスペースを確保するために、収納できるものに限りがある場合もあります。PSは、私たちの生活に欠かせない水やガスを供給するために重要な役割を担っています。そのため、PS内に物を置いたり、スペースを狭くしたりすることは避け、常に点検や修理がしやすい状態を保っておくことが大切です。
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設備

不動産用語解説:MBとは?

- MBの基礎知識 MBとは、メーターボックスの略称で、住宅にとって欠かせない電気、水道、ガスなどのメーターを集約して収納する箱のことを指します。 住宅のライフラインを支える重要な設備の一つであり、電力会社やガス会社、水道局といった各事業者が検針作業を行う際にアクセスする場所として利用されています。 メーターボックスは、戸建て住宅の場合、玄関脇や家の外壁、敷地境界線付近など、屋外に設置されることが一般的です。集合住宅では、共用廊下に設置されるケースが多く見られます。材質は、耐久性や耐候性に優れた鉄やステンレス、プラスチックなどが用いられています。 メーターボックス内部には、各事業者のメーターの他に、ガスの元栓や漏電遮断器などが設置されている場合があります。そのため、火災や漏電などの緊急時には、メーターボックスの位置を確認しておくことが重要です。 なお、メーターボックスは、事業者によって管理責任が異なります。電力会社やガス会社、水道局などに問い合わせる際には、メーターボックスの設置場所や管理責任についても確認しておきましょう。
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素材

住宅の必需品!Fケーブルとその役割

私たちの生活に欠かせない電気。毎日使う冷蔵庫や洗濯機、照明など、様々な家電製品に電気を送るために、住宅には電線が張り巡らされています。 住宅の電線には、用途や設置場所によって様々な種類がありますが、屋内で最も多く使用されているのが「Fケーブル」です。 今回は、住宅の電線を支えるFケーブルの特徴や役割について詳しく解説していきます。 Fケーブルは、2本の導線を絶縁体で一体化させた構造を持つ電線です。この一体化構造によって、柔軟性が高く、狭い場所でも配線しやすいというメリットがあります。そのため、住宅のように電線を曲げたり、壁の中を通したりする必要がある場所で大活躍します。 Fケーブルのもう一つの特徴は、被覆に難燃性が高い材料を使用している点です。万が一、電線のショートや過熱などが発生した場合でも、火災の発生や延焼を抑制する効果が期待できます。住宅のように、安全性確保が重要な場所では、この難燃性は大きなメリットと言えるでしょう。 このように、Fケーブルは柔軟性と安全性を兼ね備えた電線として、住宅の電気工事に欠かせない存在となっています。住宅の建築やリフォームを検討する際には、Fケーブルが採用されているかどうかも確認しておくと安心です。
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設計

不動産の設備図を読み解く

- 設備図とは 設備図とは、住宅における水道、ガス、電気などの配管や配線の経路を図面に示したものです。住宅設計図面の一部であり、間取り図などと合わせて作成されます。設備図を見ることで、どこにどのような設備があるのか、配線や配管がどのようにつながっているのかを把握することができます。 設備図は、住宅の建築やリフォームの際に、施工業者と施主の間で、設備の配置や仕様を確認するために使用されます。例えば、コンセントの位置や数、照明器具の種類や設置場所、水道の蛇口や排水口の位置などを確認することができます。 設備図には、一般的に、以下のものが記載されています。 * 水道管の経路と接続先(キッチン、浴室、洗面所など) * ガス管の経路と接続先(ガスコンロ、給湯器など) * 電気配線の経路と接続先(コンセント、スイッチ、照明器具など) * その他設備の配置(換気扇、エアコンなど) 設備図を理解することで、住宅設備の仕組みや配置を把握することができます。住宅の設計やリフォーム、あるいは日常生活において、設備に関するトラブルが発生した場合でも、設備図を参照することで、問題解決に役立てることができます。
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設備

意外と知らない?メーターボックスの基礎知識

- メーターボックスとは 私たちの生活に欠かせない電気、ガス、水道。これらの使用量を計測するのがメーターです。そして、メーターボックスとは、これらのメーターを集約して設置するための専用の空間のことを指します。 電力会社やガス会社、水道局の担当者は、このメーターを見て毎月の使用量を把握し、料金を計算します。そのため、メーターボックスは、担当者が検針しやすい場所に設置されることが一般的です。多くの場合、玄関脇や住戸の外側など、容易にアクセスできる場所が選ばれます。 メーターボックスの内部には、それぞれのメーターに加え、バルブや遮断機などが設置されていることもあります。これらの装置は、緊急時やメンテナンス時に使用されます。例えば、水漏れが発生した場合には、水道メーター付近にあるバルブを閉めることで、水の供給を止めることができます。 このように、メーターボックスは、私たちの暮らしを支える上で重要な役割を担っています。普段はあまり意識することがないかもしれませんが、メーターボックスの存在と役割を知ることで、より安全で快適な生活を送ることができるでしょう。
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設備

電気の安全を守る許容電流

- 許容電流とは 私たちの生活に欠かせない電気。この電気を安全に利用するために、電線やケーブルには「許容電流」というものが決められています。 では、許容電流とは一体何でしょうか?簡単に言うと、その電線やケーブルが安全に流せる電流の最大値のことを指します。 電気を流すと、電線の材質には電気の流れに対する抵抗が生じ、熱が発生します。この熱は電流量が多いほど大きくなり、電線の温度上昇につながります。 もし、電線が許容電流を超える電流を流し続けるとどうなるでしょうか? 最悪の場合、電線の被覆が溶けてしまったり、発火し火災を引き起こす可能性もあるのです。 このように電気を安全に利用する上で、許容電流は非常に重要な要素と言えるでしょう。
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設備

意外と知らない?機械室のあれこれ

- 機械室ってどんな部屋?建物で快適に過ごすために、電気や水、空気など様々なものが使われています。では、それらは一体どこで作られ、どのように各部屋に届けられているのでしょうか? その役割を担っているのが「機械室」です。機械室は、建物全体に電気を供給する電気室、水を供給するポンプ室、空調を管理する空調機械室など、様々な設備が集約された部屋のことを指します。 マンションやオフィスビルなど、多くの人が利用する建物には、ほぼ間違いなく設置されており、快適な生活を陰ながら支える、まさに「縁の下の力持ち」といえるでしょう。機械室には、大きな音がする機械や高圧電流が流れる設備など、危険を伴うものがたくさんあります。そのため、安全確保のため、通常は居住スペースとは別の場所に設置され、関係者以外立ち入り禁止となっています。普段目にする機会は少ないかもしれませんが、建物の快適性を維持するために欠かせない、重要な役割を担っているのです。
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