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コンクリートの基礎知識:粗骨材とは?

コンクリートは、道路や橋、建物など、私たちの生活に欠かせない様々な構造物を形作る、非常に重要な建築材料です。 そのコンクリートは、セメント、水、骨材の3つの材料を混ぜ合わせることで作られます。 それぞれの材料が重要な役割を担っていますが、中でも骨材はコンクリート全体の約7割を占める主要な材料と言えるでしょう。 骨材は、大きく分けて砂利や砕石などの「粗骨材」と、砂などの「細骨材」の2種類に分類されます。 粗骨材はコンクリートに強度を与え、構造を支える役割を担います。 一方、細骨材はセメントや水を混ぜやすくし、コンクリート全体を密にする役割を担います。 このように、粗骨材と細骨材はそれぞれ異なる役割を担い、コンクリートの品質に大きく影響を与えるため、用途や求められる強度に応じて適切な種類や配合が選択されます。 例えば、高い強度が求められる橋梁などには、硬くて丈夫な岩石を砕いた砕石が多く用いられます。 一方、住宅の基礎などには、比較的安価な砂利が用いられることが多いです。 このように、コンクリートは用途や求められる性能に応じて、骨材の種類や配合を調整することで、様々な場面で利用することができるのです。
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