住宅ローン選びの基礎知識:基準金利を理解しよう
- 住宅ローンの金利設定の仕組み
夢のマイホーム購入のために、住宅ローンを検討し始める方が多いでしょう。住宅ローンを組む上で、最も気になる点の一つが「金利」ではないでしょうか。住宅ローンの金利は、将来支払う金額を大きく左右する重要な要素です。
住宅ローンの金利は、それぞれの金融機関が独自に決める「基準金利」を元に設定されます。この基準金利は、銀行や信用金庫といった金融機関が、お客様に貸し出すお金を、日本銀行間市場や債券市場などから調達する際にかかるコストや、市場における金利の動向などを考慮して決定されます。各金融機関の基準金利は、その金融機関のホームページなどで公開されていますので、事前に確認することができます。
基準金利は、いわば各金融機関の住宅ローンの金利のスタートラインと言えます。しかし、実際に適用される金利は、この基準金利から、さらに個々の借り手の条件によって調整されます。例えば、年収や職業、勤務先、住宅ローンの借入金額、返済期間、担保となる物件の評価額などを総合的に判断し、金利にプラスアルファされる場合もあれば、マイナスされる場合もあります。
住宅ローンの金利は、経済状況や市場の動向によって常に変動する可能性があります。そのため、住宅ローンの金利の仕組みをしっかりと理解しておくことが大切です。